多くのサラリーマンにとって毎月25日は給料日です。
そのため、25日になると銀行のATMには長蛇の列ができています。
私はその光景を見る度に「明日になったら空くのにどうして何十分も待つんだろう?」と疑問に思っていました。
この記事では、給料日になるとATMに行列ができる理由を考察したいと思います。
理由1 給与の振込金額を確認して、通帳に記帳するため
給料がいくら振り込まれたのか?残高はいくらになったのか?気になりますよね。
25日に記帳することをルーティンにしている人も多いのでしょう。
とはいえ、今はネットバンキングでも確認できるし、マネーフォワードとかの家計簿アプリでも残高は見られるので、わざわざATMに並ぶ必要はなくないか?と思います。
紙の通帳なんか要りません。
詳細に関しては給与明細を見た方が税引前給与や税金の内訳も確認できるので便利です。
手取り金額だけ見て一喜一憂していてはマネーリテラシーは一向に鍛えられないと思います。
理由2 金欠で生活費を下ろすため
「給料日前だから金欠なんだ」という言葉を聞いたことがあります。
給料日前は食費を削ってなんとか凌いできて、待ちに待った給料日が来たからすぐ現金を手にしたいのでしょう。
そういった人が多いのも下のグラフを見ると理解できます。
厚生労働省の統計では、年間所得が300万円以下の世帯数の割合は33.2%です。
日本の3世帯に1世帯は年300万円以下で暮らしているというのは驚くべき数字です。
そういう生活をしているなら、生き方を根本的に変える必要がありそうです。
理由3 1カ月分の生活費を下ろすため
1カ月分の生活費を25日に下ろして、その中で食費等をやりくりしている人もいるようです。
計画性をもって行動することはすばらしいと思います。
それでも25日にATMの行列に並ばざるを得ないというのは、家計の状況が良くないのかもしれません。
理由4 家賃等の振り込みのため
家賃に関しては口座振替かクレジットカード払いが主流ですが、毎月振り込みをしないといけない人も一定数います。
家賃の振り込み期限は大体27日とか給料日のすぐ後に設定がされています。
忘れないようにするために、金額の大きい振り込みは25日中に対応してしまおうと考えているのでしょう。
理由5 別の口座にお金を移すため
会社の給与振り込み口座の銀行が指定されている場合も多いです。
その場合、給与の振り込みは●●銀行だけど、家賃の引き落としは△△銀行、というように別の口座にお金を移しておかないといけない人が出てきます。
ネットバンキングでも対応は可能ですが、振込手数料の節約のためにATMに並んでいるのでしょう。
おわりに
私は行列や待ち時間が大嫌いなので、長時間ATMに並ぶのは考えられません。
特に25日にATMに並ぶのは「私はお金がカツカツの貧乏人です」とアピールしているようなものなので、私だったら恥ずかしくてできません。
とはいえ、今の日本は生活困窮世帯も多く、インターネットバンキングの普及もまだまだなので、しばらくはこの光景は続きそうですね。