コロナウイルスの影響で在宅勤務が一般化してきました。
「在宅勤務をしている」と言うと周囲からはうらやましがられますが、良い面もあれば悪い面もあります。
この記事では、実際に在宅勤務をやっている私が気づいたメリットとデメリットを紹介します。
コロナウイルス対策で在宅勤務を開始
私は外資系の金融機関で働いています。
多くの企業と同様、コロナウイルスの影響を受けて3月から全社員が在宅勤務になりました。
5カ月以上が経った現在でもほとんどの社員が在宅勤務を継続しています。
在宅勤務を始めたばかりの頃は慣れないこともあって苦痛を感じたこともありましたが、今では在宅勤務ではない会社で働くことは考えられません。
この記事では、在宅勤務歴5カ月の私が、在宅勤務のメリットとデメリットを紹介します。
在宅勤務のメリット
通勤時間の有効活用ができる
これが在宅勤務の最大のメリットでしょう。
毎日片道1時間通勤に使っていたとしたら、往復で2時間。1週間で10時間、月40時間も消費しています。
こんなにも無駄なことはありません。
さらに嫌なのは満員電車。東京の満員電車は本当にクソです。
靴は踏まれて汚れるし、汗だくの臭いおじさんと密着しなければならないし、痴漢に間違われるリスクだってあります。
良いことは一つもありません。
通勤時間がなくなって、時間を有効活用できるようになりました。
仕事の生産性が高くなる
在宅勤務になってからは仕事の質もアップしました。
静かな空間で、誰にも邪魔されずに一人で作業できるようになったのが大きいです。
オフィスで仕事をしていると、集中しているのにタイミング悪く話しかけてくる人がいたり、周りでずっと大声で世間話をしている人もいます。
時にはカップラーメンやマックのような、臭いのきついものを隣で食べて妨害(?)してくる人もいます。
在宅勤務になってからは周囲を気にせずに仕事に集中できるようになり、生産性が向上しました。
昼寝ができる
在宅勤務なら堂々とベッドで昼寝ができるのもメリットです。
ランチを食べた後の時間はどうしても眠くなってしまって仕事のパフォーマンスが落ちてしまいます。
そこで取り入れたいのがパワーナップとも言われている積極的昼寝。
15分程度の昼寝は午後のパフォーマンスを大幅改善するということが知られています。
昼寝の効用については少しずつ知られてきてはいますが、オフィスで昼寝をしていたら「あいつは何しに会社に来ているんだ」と思うおじさんきっといますよね。
堂々と昼寝ができるのは在宅勤務のメリットです。
在宅勤務のデメリット
在宅勤務はメリットばかりではありません。
ここでは実際に在宅勤務をやってみて感じた在宅勤務のデメリットを紹介します。
オン・オフの切り替えがむずかしい
多くの在宅勤務者は、自宅を仕事場として使用することを想定していなかったので、仕事専用スペースがありません。
仕方なくリビングなど普段の生活スペースで仕事をしている人がほとんどだと思います。
しかし、仕事場=生活空間になってしまっているのは精神的に良くありません。
仕事のオン・オフの切り替えができず、食事中や家族団らんの時間も仕事のことをあれこれと考えてしまう原因になります。
仕事とプライベートをうまく切り分ける工夫が必要になってきます。
ミスコミュニケーションが増える
在宅勤務をしているとコミュニケーションに関するトラブルが増えます。
多くの人がZoomやMicrosoft Teamsを使って会議や通話をしていると思います。
こういったツールは便利ではありますが、話し相手の細かな表情の変化がわからなかったり、絵を描いたり身体の動きを使って説明することがむずかしいので、説明が伝わりにくくなります。
今まで仲が良かったのに、ネット上でのミスコミュニケーションが原因で人間関係に亀裂が入ることも珍しくありません。
コミュニケーションをとる際は、お互いの認識にズレがないかどうかを丁寧に確認していく作業が必要になってきます。
運動不足になる
在宅勤務を始めると一日中ほとんど動かなくなります。
無駄だと思っていた通勤時間や、広いオフィスを動き回ることによって、なんだかんだ歩いていたんだと痛感します。
一日中動かないでいるとカロリーを消費しないので、在宅勤務をしているとブクブクと太っていきます。
通勤がなくなったことで生まれた時間を使い、ジムに行ったり近所をウォーキングしたりする時間を作る必要がありそうです。
おわりに
この記事では私が在宅勤務をやってみて気づいたメリットとデメリットを紹介しました。
デメリットはあるものの、すべて対策可能なデメリットなので、私は今後も在宅勤務を継続していきたいと強く思っています。
ここまで読んでいただきありがとうございました。